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日本頭痛学会ニュースレター27号 2017.4月

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1) 慶應義塾大学 和嶋浩一先生よりご寄稿

2) 国際関連委員会 柴田護委員が国際頭痛学会のlanding pageにtrusteeとして寄稿

3)Headache Master School Japan 2017(HMSJ2017)in Shizuoka開催のご案内

4)Headache Master School Japan 2016 in Morioka and Osakaの報告

5)国際頭痛学会からの「IHS Fellowship 2017」のお知らせ

6)最近の頭痛研究トピックス(広報委員会から最新の論文をご紹介)

【1】 慶應義塾大学 和嶋浩一先生よりご寄稿

近年、口腔顔面痛という、歯科の痛みを総括した概念が高まり、鑑別診断のなかで頭痛疾患が大きな比重をしめています。従来から、下顎智歯周囲炎をはじめとした歯痛の関連痛、放散痛としての頭痛が生ずることが知られています。さらにICHD2から「1.7顎関節症による頭痛」が追加され分類コード化されていました。しかし、顎関節の構成組織による痛みの頭痛は顎関節症による頭痛と診断されますが、側頭筋、咬筋など咀嚼筋障害による頭痛は、顎関節症による頭痛に含まれず、頭蓋周囲の圧痛を伴う緊張型頭痛と分類されてきました。ICHD3βではこの点が改定され、咀嚼筋痛による頭痛も「11.7顎関節症による頭痛」と分類コード化されました。この改定と呼応して、顎関節症の国際分類(Diagnostic Criteria for Temporomandibular Disorders (2014))も改訂され、顎関節症による頭痛の診断手順が明確にされました。今後、顎関節症による頭痛と診断される症例が増えると思われます。 毎年の頭痛学会総会への歯科医師の参加者は増加し、Headache master schoolに参加して研修を積んでいる先生方も多数おられます。本年11月10-11日に開催される第45回日本頭痛学会総会では「Headache Academy for dentists」の開催も検討されています。 今後、歯科医師の頭痛学会へのさらなる参加と活躍が期待されます。

【2】 国際関連委員会 柴田護委員が国際頭痛学会のlanding pageにtrusteeとして寄稿

"trustee"とは日本の学会では理事にあたる役職です。 各trusteeはCephalalgiaに紹介文を寄稿しますが、今回柴田護委員の紹介分が国際頭痛学会のlanding pageにも掲載されることになりました。 日本頭痛学会ならびに本邦の頭痛診療・頭痛研究の発展のためには国際頭痛学会との連携が重要であります。 国際頭痛学会との連携を深めるためにも、学会員の皆様にはこの機会に下記リンクより国際頭痛学会のlanding pageにアクセスし、一読することをお願いいたします。
http://www.ihs-headache.org

【3】 Headache Master School Japan 2017(HMSJ2017)in Shizuoka開催のご案内

日時:平成29年6月18日(日)9時30分~16時00分(予定)
会場:浮月楼 2階 月光の間(静岡市葵区紺屋町)http://www.fugetsuro.co.jp/
募集数:約150名
募集期間:平成29年4月14日~4月28日まで(定員に達し次第締め切ります)
受講費:¥20,000(予定)
実行委員長:今井 昇(静岡赤十字病院 神経内科)
詳細につきましては、ホームページにてHMSJ2017に関する最新情報をご確認下さい。
http://www.jhsnet.org/information/20170414_info.html

【4】 Headache Master School Japan 2016 in Morioka and Osakaの報告

Headache Master School Japan (HMSJ) 2016開催報告
第4回 HMSJ-Morioka 会長 寺山靖夫
第5回 HMSJ-Osaka  会長 竹島多賀夫
Headache Master School Japan (HMSJ)は3年目を迎え、通算5回の開催をすることができました。 2013年に坂井文彦前代表理事が東京で開催された国際頭痛学会のプロジェクトとしてのHeadache Master School in Asiaの思想の元、鈴木則宏代表理事、平田幸一教育委員長はじめ、頭痛学会の多くの関係者の努力により展開してきたものです。 第4回は盛岡のいわて県民情報交流センターで2016年7月10日に、第5回は大阪の国際交流センターで2016年10月23日に開催されました。
詳細につきましては、以下のホームページをご参照ください。
http://www.jhsnet.org/information/20170424_info.html

【5】 国際頭痛学会からの「IHS Fellowship 2017」のお知らせ

国際頭痛学会ではMD, PhDなどの専門的トレーニング終了7年以内の若手研究者を対象とした「IHS Fellowship 2017」の募集を開始しましたのでお知らせします。締め切りは2017年5月15日です。 期間は1年または2年間で、最大年間50.000英ポンド支給されます。 ぜひ参加される方はご応募ください。詳細は以下をごらんください。
http://www.jhsnet.org/information/20170120_info.html

【6】 最近の頭痛研究トピックス(広報委員会から最新の論文をご紹介)

群発頭痛の症状や発作発生時間の性差に関する研究
Lund N, et al. Chronobiology differs between men and women with cluster headache, clinical phenotype does not. Neurology 2017;88:1069-1076.掲載日:2017/03/28

においによって誘発される頭痛は片頭痛と片頭痛以外の一次性頭痛の鑑別要因になるか?
Silva-Neto RP, et al. May headache triggered by odors be regarded as a differentiating factor between migraine and other primary headaches? Cephalalgia 2017; 37:20-28掲載日:2017/03/13

CGRPによる片頭痛様光過敏の誘発には末梢性と中枢性の別個の機構が存在する
Mason BN, et al. Induction of migraine-like photophobic behavior in mice by both peripheral and central CGRP mechanisms. J Neurosci 2017;37:204-216.掲載日:2017/02/27

CGRPとPACAP38による片頭痛予兆症状の誘発
Guo S, et al. Premonitory and nonheadache symptoms induced by CGRP and PACAP38 in patients with migraine. Pain 2016;157:2773-2781.掲載日:2017/02/06

編集後記

【日本頭痛学会 企画・広報委員会】
ニュースレターに関するご意見、お問い合わせは、<info@jhsnet.org>までお願い致します。