日本頭痛学会

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日本頭痛学会ニュースレター <第24号 2016年4月>

1) 熊本大震災被害のお見舞い

2) 北見公一 先生より寄稿

3)国際頭痛学会 (HIS)教育委員会活動

4)Headache Master School Japan (HMSJ)開催のご案内

5)頭痛研究のトピックス

【1】 熊本大震災被害のお見舞い

平成28年4月14日(木)以降に発生しております熊本地震により被害に遭われた皆様に、
心よりお見舞い申し上げるとともに一日も早い復興をお祈り申し上げます。

日本頭痛学会 代表理事 鈴木則宏

【2】 日本頭痛学会理事 北見公一先生よりご寄稿


(頭痛医療を活性化するために)
2016年も早や4月となり,秋の総会へ向け演題の準備をされている先生も多いと思います。1997年に日本頭痛研究会が学会となり,坂井文彦前代表理事,鈴木則宏現代表理事らの牽引力により,会員数や国際学会への参加などでも,今や日本頭痛学会は世界に名を馳せるようになってきました。
ただ頭痛研究者の一人として最近気になるのは,世界の趨勢なので従うのは当然なのかも知れませんが,研究や発表内容にかなりの偏りが出てきており,その傾向が年々明らかになっているように見受けられる事です。つまり片頭痛関連の病態解明が進んで行く中で,学会員の関心も自然と一次性頭痛の中では片頭痛やTACsに向けられており,臨床的に一番多いはずの緊張型頭痛は全く演題が出て来ず,病態解明が進まないという状況になっています。
これは頭痛医療全体で見ると,今後の発展にも影響が出てきそうな現象だと思います。病態解明が進み,治療薬の開発が進む分野には種々の経済的バックアップが得られるでしょうが,あまり治療薬の開発に結びつかない分野からは次第に離れていくのは目に見えています。現在の頭痛医療の柱となっている片頭痛医療も,以前トリプタンが出た時には国際学会でも華やかな宣伝合戦が繰り広げられ,頭痛医療の大きな推進力になっていましたが今はすっかり影を潜めています。もちろん時代の流れで製薬会社が医療との癒着と取られる行為を自粛したということもありますが。
ただ現行のように片頭痛研究などに偏向した頭痛医療を続けていけば,近々頭痛学会の勢いも凋落してくるのではないかと危惧しているのは,私だけではないと思います。この場を借りて,頭痛学会員には主流である片頭痛関連だけではなく,敢えて皆様が興味を示さない,例えば緊張型頭痛などの研究に手をつけることにより,新たな頭痛医療が開けていくという可能性を是非考えて頂きたいと思います。片頭痛研究や片頭痛治療薬・予防薬のみをテーマとして採り上げる今の潮流から,幅広い頭痛研究と頭痛治療に関する興味を沸き立たせるようなテーマの選択へ方向転換すべき時期なのではないでしょうか。

【3】 国際頭痛学会(IHS)教育委員会活動報告

2016年の国際頭痛学会IHSの教育的活動について、国際頭痛学会より報告がありました。Dodick先生、Purdy先生が中心となって国際頭痛学会教育委員会では、これまで以上に教育活動に力を入れ行くことが討論されています。内容は①国際頭痛アカデミーについて、②IHS頭痛研修プログラム、③国際頭痛学会マスタースクール④IHS学習センターなどの取り組みについて報告されています。また2017年のマスタースクールはコロンビアで行われることも決定しました。詳細については、国際頭痛学会ホームページならびに日本頭痛学会掲載ページをご参照ください。

【4】 Headache Master School Japan (HMSJ) 開催のご案内

2016年のHeadache Master School Japan (HMSJ) は7月10日に盛岡で、10 月23日に大阪で開催します。HMSJと教育セミナーの受講により、2017年度から専門医試験受験に必須となる教育施設にお ける研修歴に代替することができます。また、専門医更新のための単位として10単位が認定さます。多くの会員の参加をおまちしています。詳細 は準備が整い次第、順次ホームページでご案内いたします。

【5】 頭痛研究のトピックス

抗CGRP受容体抗体AMG 334による片頭痛予防効果と安全性
Sun H, et al. Safety and efficacy of AMG 334 for prevention of episodic migraine: a randomized, double-blind, placebo-controlled, phase 2 trial. Lancet Neurol 2016. http://dx.doi.org/10.1016/S1474-4422(16)00019-3
掲載日:2016/03/16
Deep brain stimulation in headache 頭痛に対する脳深部刺激療法
Leone M and Proietti Cecchini A. Deep brain stimulation in headache.
Cephalalgia December 7, 2015 as doi:10.1177/0333102415607176.
掲載日:2016/03/04

編集後記

【日本頭痛学会 企画・広報委員会】
ニュースレターに関するご意見、お問い合わせは、<info@jhsnet.org>までお願い致します。