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日本頭痛学会ニュースレター <第16号 5月号>

1) 藤田光江先生よりご寄稿 (筑波学園病院小児科/東京クリニック小児・思春期頭痛外来)

2) 第5回 ARCH(アジア頭痛学会)へのご参加のお願い

3) 第42回頭痛学会総会のご案内と演題募集について

4) Headache Master School Japan 2014 が開催(募集終了しました。)

5) 第7回専門医試験実施について

6) 国際頭痛分類第3β版(ICHD-3β)の頭痛病名日本語訳(暫定版)を公開

7) 平成26年度役員(理事)選出選挙 現職理事立候補者名簿の公開

8) 最近の頭痛研究トピックス(広報委員会から最新の論文をご紹介)

9) WEB会員システムの不手際のお知らせとお詫び

【1】 藤田光江先生よりご寄稿 (筑波学園病院小児科/東京クリニック小児・思春期頭痛外来)

学童・生徒の頭痛に対する啓発活動

小児の頭痛のうち原因疾患のある二次性頭痛は4〜5%と少なく、ほとんどは原因疾患のない一次性頭痛である。この一次性頭痛で生活に支障があるのは、強い頭痛で時に嘔吐を伴う片頭痛である。一方、年少時に月1回程度の片頭痛発作だったのが、中学生になる頃に連日性の頭痛となり、登校に困難を来たす場合がある。発熱のない一次性頭痛は、学校現場で、十分理解されているとは言い難い。一般社団法人日本頭痛協会は、活動の一つとして、ホームページを通じて養護教諭および教師への頭痛の啓発を行っている。この活動を学校現場に届けるため筆者は以下のパンフレットを外来で渡している。保護者がホームページを開いて読んだ後、学校に渡してもらっているが、これを読んだ養護教諭が、早速、次週の保健室便りに頭痛の記事を載せ、頭痛の啓発活動を保護者繋いでくれた学校もあった。心身ともに大きく発達し、成人になる前の大切な準備期といえる小児・思春期は、頭痛診療においても幅広い視野からの対応が望まれる。

 

担任・養護教諭の先生方へ
学童・生徒の頭痛についてのお願い

子どもたちが、心身共に健康に成長するため、日々のご尽力ありがとうございます。一般社団法人日本頭痛協会(代表理事:間中信也先生)では、2013年2月に、全国慢性頭痛友の会と協力して、学校向け啓発パンフレット「知っておきたい学童・生徒の頭痛の知識」を作成いたしました。執筆者は藤田光江です。日本頭痛学会ホームページの養護教諭と教師向け資料からダウンロードできます。(http://www.zutsuu-kyoukai.jp/養護教諭と教師向け資料/
頭痛は幼児から訴えることができる症状で、学校現場でもよくみられます。多くは器質性疾患のない一次性頭痛の片頭痛と緊張型頭痛です。このうち強い頭痛で時に嘔吐などを伴う片頭痛が、保健室でのケアが必要な頭痛です。平熱の上、頭痛は本人しか分からない自覚症状です。まず頭痛があることを受け止め、持参薬があれば保健室で使用させ、睡眠をとらせると軽快することも多いです。片頭痛は、発作頻度は月数回とそれほど多くはなく、ふつうは元気に生活できています。頭痛発作は、小学生では1時間程度の短いものもありますが、中学生では数時間続くので、1時間ルールに限らず、教室復帰や帰宅のタイミングについて、生徒の様子で判断してほしいと思います。
一方、毎日のように頭痛を訴える場合は、片頭痛のみとは言えません。年少時から軽い片頭痛があった子どもが、思春期になってストレスがかかると、緊張型頭痛が加わって、難治な慢性頭痛になることがあります。自分の気持ちを外に出せないいわゆる良い子に多く、不登校に陥ってしまうこともあります。
生活に支障のある頭痛は、医療機関での受診を勧め、頭痛の種類や対処法を保護者から連絡してもらうと、学校での対応もしやすいかもしれません。
今後とも、他の疾患同様、学童・生徒の頭痛へのご理解をよろしくお願いいたします。
筑波学園病院小児科  藤田 光江(東京クリニック小児・思春期頭痛外来)

 

注:上記内容は藤田光江先生が実際に使用されています小児、児童の担任・養護教諭の先生向けの案内です。小児頭痛患者の学校あての参考資料になるかと思いますので、文章や医療機関名を変えて、使用していただくこともご許可いただきました。実際に小児の頭痛を診察されておられます先生方にご参考いただけましたら幸いです。
(頭痛学会広報担当)

【2】 第5回 ARCH(アジア頭痛学会)へのご参加のお願い

第5回 アジア頭痛学会 5th Asia Regional Congress for Headache (5th ARCH)がSiwaporn Chankrachang会長により2014年8月16~17日にわたりタイ・チェンマイ(Changmai, Thailand)で開催されます。(website www.arch2014.com
本学会は、過去4回、日本、韓国、中国および台湾で開催され大きな成果を挙げてまいりました。本年は2012年の台北(台湾)に続く第5回になります。日本からの多くの参加者を期待されています。
演題締切が5月31日(土)に迫っております。日本頭痛学会会員の皆様には、奮ってご参加下さいますようにお願い申し上げます。
http://www.jhsnet.org/information/20140509_info.htm

【3】 第42回頭痛学会総会のご案内と演題募集について

会長:鈴木倫保 山口大学大学院 脳神経外科
明日への頭痛医療(-最先端からミニマムエッセンスまで-)
会  期 : 平成26年11月14日(金)~15日(土)
会  場 : 海峡メッセ下関 〒750-0018 山口県下関市豊前田町3丁目3-1
演題募集: 平成26年5月13日(火)~7月16日(水)正午
学会に関する最新の情報はホームページをご参照ください。(http://jhs42.umin.ne.jp/index.html
多数のみなさまのご演題、ご参加をお待ちしております。

【4】 Headache Master School Japan 2014 が開催(募集終了しました。)

 日本頭痛学会の教育プログラムとして、Headache Master School Japan (HMSJ)を本年より開催します。2013年に国際頭痛学会と日本頭痛学会との共催教育プログラムとしてHeadache Master School 2013 in Asiaが東京で開催され、頭痛医学の基礎と最先端につき学ぶことが出来ました。今後は、日本頭痛学会の総力を挙げて同様の教育プログラムを企画し、頭痛 医学の基本と世界最新の情報を学べるセミナーをめざします。講師は、日本の第一線の研究者、臨床医が担当します。
  この教育プログラムの目的の一つに、HMSJと学術総会時の教育セミ ナーを受講することにより、頭痛専門医の受験資格である「頭痛学会認定教育施設での3年間の診療歴」を補完可能とすることがあります。特に、教育認定病院 が少ない地域で頭痛診療に努力されている方々にも専門医試験受験資格を得ていただくことが可能となります。
HeadacheMasterSchoolJapan2014の受講受付は、多数のご応募をいただき、申し込み数が定員に達しました。ありがとうございました。

【5】 第7回専門医試験実施について

日本頭痛学会認定第7回頭痛専門医認定試験を下記の要領で行います.
受験を希望される方は,受験資格をご確認のうえ,所定の手続きをしてください.
1.試験日時 : 2014年8月2日(土) 10:00~16:00
2.試験会場 : 都市センターホテル 東京都千代田区平河町2-4-1(地下鉄永田町駅徒歩5分)
3.試験方法 : マークシート方式による筆記試験(200問出題)
4.受験資格 : 詳細はホームページをご参照ください。

【6】 国際頭痛分類第3β版(ICHD-3β)の頭痛病名日本語訳(暫定版)を公開

国際頭痛分類委員会により、ICHD-3βの頭痛病名日本語訳の暫定案を作成しました。
ICHD-2からの継続性を重視し、ICHD-2日本語版公開以降の知見の集積や頭痛学会内外の御意見もふまえて検討しています。現在、
委員会では全文の翻訳作業を進めています。公開の頭痛病名につき御意見がございましたら、頭痛学会事務局に御一報お願い申し上げます。

【7】 平成26年度役員(理事)選出選挙 現職理事立候補者名簿の公開

日本頭痛学会は、日本頭痛学会役員選出細則(平成24年11月18日制定。以下「細則」といいます)の規定に基づき、平成26年度総会終了後から平成28年度総会終了まで(2年間)を任期とする理事を選出するため、選挙を実施しますのでお知らせします。詳細はホームページをご確認ください。

【8】 最近の頭痛研究トピックス(広報委員会から最新の論文をご紹介)

片頭痛急性期治療におけるバルプロ酸・メトクロプラミド・ケトロラク静注薬の薬効比較
Friedman BW, et al. Randomized trial of IV valproate vs metoclopramide vs ketorolac for acute migraine. Neurology 2014;82:976-983.
掲載日:2014/04/10

片頭痛発作の症状軽減には薬の作用と共に医師が患者に与える情報が重要?
Kam-Hansen S, et al. Altered placebo and drug labeling changes the outcome of episodic migraine attacks. Sci Transl Med 2014;6:218ra5.DOI:10.1126/scitranslmed.3006175
掲載日:2014/02/21

ニトログリセリン誘発性片頭痛発作の予兆期における脳活性化部位の検討
Maniyar FH, et al. Brain activations in the premonitory phase of nitroglycerin-triggered migraine attacks. Brain doi:10.1093/brain/awt320
掲載日:2014/01/17
詳細は頭痛学会ホームページ (http://www.jhsnet.org/zutu_topics.html) のTOPICS をご参照ください。
文責 柴田 護 企画広報委員(慶應義塾大学神経内科)

【9】 WEB会員システムの不手際のお知らせとお詫び

本年1月のニュースレター15号で広報しましたように、WEBシステムによる新規入会機能、会員の皆様の所属、住所確認・修正機能、会費納入状況、専門医の単位取得状況の確認を行えるようになりました。しかし、この会員システムを使用された一部の先生方に、会費納入に関するトラブルがございました。会員システムソフトのバグが原因とWEB契約会社は分析しております。(現在は、トラブルは改善されております。) この場をお借りしてご迷惑をおかけいたしました会員の先生方に、 心よりお詫び申し上げます。 今後はこのような問題が再発しないように注意して参ります。

編集後記

【日本頭痛学会 企画・広報委員会】
ニュースレターに関するご意見、お問い合わせは、<info@jhsnet.org>までお願い致します。