日本頭痛学会

HOME << ニュースレター << 日本頭痛学会ニュースレター <第3号 2010年11月>

理事長挨拶
topics&information
ニュースレター
学会概要・組織
入会案内
頭痛学会誌
頭痛ガイドライン
国際頭痛分類
医師・医療従事者の方へ
会員専用ページ
一般の方へ
研修医・医学生へ
Link
サイトマップ

日本頭痛学会ニュースレター <第3号 2010年11月>

1)坂井文彦理事長レポート 2010年11月(頭痛学会HPの完全リニューアルに関して)

2)最新の頭痛研究トピックス(広報委員会より、HPリンク)

3)国際頭痛学会共通メンバーシップのアンケート結果(HPリンクおよび結果のコメント)

4)第38回日本頭痛学会の参加案内  11月19日(金)20日(土) 東京

5)診療向上委員会からバルプロ酸公知申請に関する報告

6)デパケン®(バルプロ酸ナトリウム)の片頭痛への保険適用について

7)電子メールアドレス登録のお願い

1) 坂井文彦理事長レポート 2010年11月(頭痛学会HPの完全リニューアルに関連して)


1)頭痛学会HPの完全リニューアルに関連して坂井文彦理事長よりご寄稿をいただきました。
  日本頭痛学会のホームページが完全リニューアルされ、11月3日(文化の日)に掲載が始まりました。頭痛関連情報をわかりやすくお伝えし、最新のトピックスもいち早く掲載されるホームページとなっています。新しいホームページには日本頭痛学会の現在のミッション(使命)と今後の方向性が凝縮されています。ホームページ作成は新しい世代のチーム中心に行われ、エネルギッシュな努力の成果です。頭痛学会のほとんどの活動について、ホームページを見ればわかるように企画されました。
  日本頭痛学会のビジョン(長期目標)は、「頭痛ゼロ・キャンペーン」です。そのために医療・研究・教育に最大限の努力をしています。多くの方々のご理解とご協力が必要なことは申すまでもありません。ホームページの最初は、日本頭痛学会が「頭痛学会会員」のみでなく、「市民・患者の皆様」、「頭痛診療をされている皆様」に向けてのメッセージをお伝えするための窓口となっています。
  我々のバリュー(存在価値)は多岐にわたりますが、ホームページの成長とともに明らかになると期待されます。「頭痛」は症状名としても使われますが、頭痛の奥には、「疾患としての頭痛」の医療の重要性、頭痛のメカニズムの研究の進歩があります。頭痛に悩む方々と頭痛学の進歩とのかけ橋が必要です。その意味でも、新しいホームページが、今後とも価値ある役割を果たしていくよう、学会全体としても努力してまいります。

2) 最新の頭痛研究トピックス

2)最新の頭痛研究トピックス
頭痛診療に役立つ臨床的な研究報告、基礎的な研究成果を掲載した最近の論文を紹介する
コーナーを頭痛学会ホームページのリニューアルにあわせて新設することとなりました。
詳細は頭痛学会ホームページのTOPICSご参照ください。

片頭痛に関するゲノムワイド関連解析によって8q22.1に疾患感受性候補遺伝子の存在が明らかになった
Anttila V, et al. Genome-wide association study of migraine implicates a common susceptibility variant on 8q22.1. Nat Genet 2010; doi: 10.1038/ng.652 掲載日:2010/11/3
片頭痛と緊張型頭痛の慢性化に関する縦断研究
Ashina S, et al. Headache characteristics and chronification of migraine and tension-type headache:
A population-based study. Cephalalgia 2010;30:943-954 掲載日:2010/8/16
トリプタンは硬膜から求心線維を受ける三叉神経節ニューロンにおいてnNOS発現を上昇し、片頭痛トリガーに対する反応性を上昇させている
De Felice M., et al. Triptan-induced enhancement of neuronal nitric oxide synthase in trigeminal ganglion duralafferents underlies increased responsiveness to potential migraine triggers. Brain 2010(doi:10.1093/brain/awq159). 掲載日:2010/8/16

3) 「国際頭痛学会共通メンバーシップ」アンケート結果報告

本年5月に企画・広報委員会において実施した「国際頭痛学会共通メンバーシップ」に対する会員のご意向、ご意見をお聞きしたアンケート結果のご報告をいたします。多数のご回答をいただきありがとうございました。

 国際頭痛学会共通会員(Web会員)はOnline Journals、Learning Center、国際頭痛学会登録費ディスカウントなどのメリットを利用できます。世界の頭痛学のトップレベルに追いつき、追い越すためのステップと考えます。今回のアンケートで、多くの会員が興味を持って下さいました。出来るだけ多くの会員の皆様の入会を期待します。
  現在、共通会員になる手続きの簡素化につき、国際頭痛学会と事務局間で話し合いが行われています。 
ニースでの理事会(10月末)で、共通会員の会費が$99に決まりました。従来の設定($90)より少し高くなりましたが、Cephalalgiaの年間発行が12号から16号に増加したことによります。詳細が決まりましたら頭痛学会ホームページ、ニュースレターでもアナウンスする予定です。

(日本頭痛学会理事長 坂井文彦)

1.現在、国際頭痛学会の(回答者 416人)
1) 会員である 52人
2) 会員ではない(以前に登録したことがある) 56人
3) 会員ではない(これまで一度も登録したしたことがない) 307人
4) 無回答 1人

2.国際頭痛学会の共通メンバーシップがあれば(回答者 416人)
1) 金額にかかわらず参加したい 81人
2) 年間¥5000~¥7000程度の負担であれば参加したい 238人
3) 参加は考えていない 93人
4) 2)と3)の両 2人
5) 無回答 2人

4) 第38回日本頭痛学会(東京)の参加登録案内

学会に関する最新の情報は総会ホームページ にてご案内中です。 多数のみなさまのご参加をお待ちしております。
第38 回日本頭痛学会総会  会長 片山 泰朗 
1.開催概要  会期:2010 年11 月19 日(金)~ 20 日(土)
  会場:東京ドームホテル
  〒112-8562 東京都文京区後楽1-3-61  TEL 03-5805-2111 FAX 03-5805-2200
2.テーマ
   「プライマリケアにおける頭痛診療 -片頭痛から脳血管障害まで-」
3.参 加 費 
  医師・企業関係者    12,000 円
4.演題募集 終了いたしました。

5) 診療向上委員会からバルプロ酸公知申請に関する報告

日本頭痛学会では、厚生労働省が開催している「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」に対して、片頭痛予防療法に使用する薬剤として海外でのエビデンスは十分あるものの、本邦では適用のないバルプロ酸ナトリウム、プロプラノロール塩酸塩等の開発要望を日本神経学会と共に行ってきました。バルプロ酸ナトリウム、およびプロプラノロール塩酸塩に関して厚生労働省から開発企業に対して開発要請が行われ、開発企業は公知申請(臨床試験を実施せず国内外のエビデンスで申請すること)が可能であるとの見解を出しています。しかし、厚生労働省と医薬品医療機器総合機構での検討において、本邦での使用実績、エビデンスが少ないことが懸案として挙げられました。そこで、頭痛学会では頭痛専門医の先生方に片頭痛予防療法の実態についてのアンケートを行い、その結果をホームページで公開しています。 どうぞご参照ください。

6) デパケン®(バルプロ酸ナトリウム)の片頭痛への保険適用について

日本頭痛学会では、日本神経学会とともに厚生労働省に対してバルプロ酸ナトリウムの片頭痛への開発要望を行ってきたところですが、本件が2010年10月6日開催の「第5回医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」において医学薬学上公知に該当すると判断され、2010年10月29日開催の「薬事・食品衛生審議会 医薬品第一部会」において了承されました。これにより2010年10月29日より片頭痛に対してデパケン®が保険適用可能となりました。
なお、今回の正式に承認されるまでの特別措置は、多くのバルプロ酸製剤のうちデパケン®のみが対象であり、当局からの通知では正式に承認されるまでは「検討会議の公知申請への該当性に係る報告書」の内容について熟知し、個別の患者の状態に合わせた用法用量の調整等を行った上で適切かつ慎重にされるべきものであることと注意喚起されています。
また、片頭痛病名でデパケン®を投与した場合、特定薬剤治療管理料(血中濃度)を請求することができません。片頭痛病名でデパケン®を投与した場合の特定薬剤治療管理料(血中濃度)は必要なので、次回の診療報酬改訂時に頭痛学会から要望する予定です。以上、詳細はホームページでもご確認ください。よろしくお願い致します。

7) 電子メールアドレス登録のお願い

これまでに、学会事務局にメールアドレスをご連絡いただいている会員には、このニュースレターをメールでも配信しています。メールで受け取っておられない会員、別のメールアドレスでの受信を希望される会員は頭痛学会ホームページからメールアドレスの登録をお願い致します。またお知り合いの方にもご周知いただけましたら幸いです。

 

【日本頭痛学会 企画・広報委員会】
お問い合わせは、<info@jhsnet.org>までお願い致します)