日本頭痛学会

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緊張型頭痛(tension-type headache)

 緊張型頭痛は反復発作性(月に15日未満)と慢性(月に15日以上、6ヶ月以上)に分類されています。各々、頭部筋群の異常を伴うものと伴わないものに細分類されています。頭痛は30分から7日続き、圧迫されるような、あるいは締めつけられるような非拍動性の頭痛で、多くは両側性です。頭痛の程度は軽度~中等度で、頭痛のために日常生活に支障が出ることはあっても寝込んでしまうようなことはありません。(診断基準)

頻発反復性緊張型頭痛の診断基準(国際頭痛分類第2版)

A. 3 ヵ月以上にわたり、平均して1 ヵ月に1 日以上、15日未満(年間12 日以上180 日未満)の頻度で発現する頭   痛が10 回以上あり、かつB~D を満たす

B. 頭痛は30 分~7 日間持続する

C. 頭痛は以下の特徴の少なくとも2 項目を満たす
   1.両側性
   2.性状は圧迫感または締め付け感(非拍動性)
   3.強さは軽度~中等度
   4.歩行や階段の昇降のような日常的な動作により増悪しない

D. 以下の両方を満たす
  1.悪心や嘔吐はない(食欲不振を伴うことはある)
  2.光過敏や音過敏はあってもどちらか一方のみ

E. その他の疾患によらない

○ 平均して、月1日未満の発作回数のものを稀発反復性緊張型頭痛とする。

 

反復発作性緊張型頭痛には鎮痛薬が有効です。鎮痛薬の使用が月に数回程度の方は通常、予防薬の必要はありません。
  慢性緊張型頭痛では予防的に抗不安薬、抗うつ薬などが用いられています。筋弛緩薬(チザニジンなど)の併用が有効な例もあります。緊張型頭痛における抗不安薬の投与に関しては賛否両論あるのですが、いずれにしても長期連用はさけたほうがよいでしょう。