日本頭痛学会

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頭痛とは

 頭痛(英語:headache、cephalalgia)とは頭部の一部あるいは全体の痛みの総称です。後頭部と首(後頸部)の境界、眼の奥の痛みも頭痛として扱います。
頭痛は、熱や腹痛と同様に症状の名称ですが、慢性的に頭痛発作を繰り返す場合には病名として扱い「頭痛症」とします。

 

頭痛がおこったら

 急におこった頭痛で、これまでに経験がないひどい頭痛、突発して短時間でピークに達するような頭痛、熱がある、手足の麻痺やしびれを伴うような場合には至急受診して正確な診断を受けるほうがよいでしょう。

 以前から同じような頭痛を繰り返している場合は慢性頭痛で生命の危険はないことが大部分です。片頭痛や緊張型頭痛が代表的です。最近はよい治療法もありますので、神経内科、脳神経外科、頭痛外来などを受診されるとよいでしょう。慢性頭痛でも、頭痛が経過と伴に悪化してくるような場合には脳腫瘍や慢性硬膜下血腫などの可能性もあります。
  慢性頭痛症の中には難治性のものもあります。必ずしもすべての頭痛に対して完全に痛みを取れるような治療法があるわけではありません。使用可能な治療薬、治療法を駆使して、頭痛による日常生活・仕事・家事・学業などへの悪影響を最小限にする努力を主治医と患者さん御自身が共同作業で進めていく必要があります。

 

 

頭痛の分類

 頭痛は、脳腫瘍、髄膜炎、脳炎、クモ膜下出血や脳卒中など脳や頭部の病気の症状として出てくる頭痛(症候性頭痛、二次性頭痛)と、他に病気が隠れているのではなく、頭痛(発作)を繰り返す(持続する)ことが問題である慢性頭痛症(一次性頭痛)に大別されます。一次性頭痛には片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。
頭痛の分類と診断は国際頭痛学会の分類と診断基準第2版に沿って行います。

国際頭痛分類第2版の大分類(2004年) 

I 一次性頭痛
  1. 片頭痛
  2. 緊張型頭痛
  3. 群発頭痛およびその他の三叉神経・自律神経性頭痛
  4. その他の一次性頭痛

II 二次性頭痛
  5. 頭頸部外傷による頭痛(例:外傷後頭蓋内血腫による頭痛)

  6. 頭頸部血管障害による頭痛(例:くも膜下出血)

  7. 非血管性頭蓋内疾患による頭痛(例:脳腫瘍)

  8. 物質またはその離脱による頭痛(例:薬物乱用頭痛)

  9. 感染症による頭痛(例:髄膜炎)

  10. ホメオスターシスの障害による頭痛(例:高血圧)

  11. 頭蓋骨、頸、眼、耳、鼻、副鼻腔、歯、口あるいはその他の顔面・頭蓋の構成組織の障害に起因する頭痛ある

    いは顔面痛

  12. 精神疾患による頭痛 

III 頭部神経痛、中枢性・一次性顔面痛およびその他の頭痛

  13. 頭部神経痛および中枢性顔面痛 (例:三叉神経痛)

  14. その他の頭痛、頭部神経痛、中枢性あるいは原発性顔面痛