代表理事挨拶

平田幸一

日本頭痛学会の活動目的は,日本の頭痛医療を向上させ,国民の健康,福祉増進に貢献することにあります. そのためには頭痛医療に対する啓発,そして頭痛研究を推進し,多くの国民が苛まれている頭痛の予防・治療を押し進めることにあります.

日本頭痛学会は,それまでに24年間の歴史をもつ「頭痛研究会」を母体として1997年11月に設立され,さらに2009年より組織を一般社団法人に変更し,一般社会に対してより開かれたものになりました.国際的にも第12回国際頭痛学会を坂井文彦元代表理事が開催され,日本の頭痛医療の地位を確実なものにしました.結果として日本頭痛学会は国際頭痛学会のAdvisory Councilの一員として国際的にも日本の頭痛医療と研究の成果を発信しています.

日本頭痛学会創設以来ほぼ四半世紀が経過し,毎年秋期には日本頭痛学会総会が開催されています. 会員数も現在2000人を越え,学会事業の内容も充実してきました.日本頭痛学会は学問的,政治的,財政的に中立,独立の立場をとり,学術会議の開催,学術誌の発行に加え研究者,医療従事者の育成や社会的啓発など様々な活動を行っております. また,頭痛専門医の育成および認定を行い,患者さんに分かりやすく,レベルの高い診療システム作りへの貢献を目指しています. さらには,次世代の頭痛医療者を育成するための「Headache Master School Japan:HMSJ」,そして医療の本来の姿である,患者さんのための医療を包括的に行うための「頭痛医療を推進する患者と医療従事者の会 (Japan Patient Advocacy Coalition :JPAC)」という活動も活発に行っています.

鈴木則宏前代表理事の路線を継承しながらも,さらに新しい試みを取り入れ今後も学会員一同,日本の頭痛医療と研究の進歩のために努力する所存です.